Glovia Order Management (on Salesforce) を使ってみようか (1)
Hatena Blog に移行してみました。古い記事は(ほとんどないけど)こちらになります。
最近、お仕事でGlovia Order Management (on Salesforce)をカスタマイズすることが多いので、備忘録として自分がハマったポイントなど書き溜めておこうと思います。
- 前提
CRM機能を利用する、という前提にしてます。CRMを使わずにGloviaのみ使う・・という場合は「商談」が使えないくらいかと思います。
- インストールしてから利用できるようになるまで
インストールしてからいくつか設定しないと、そのままでは使えないのです。
以下、必要最低限(と思う)作業を紹介します~。
- 日本語の有効化
設定画面上で、「管理者設定」→「トランスレーションワークベンチ」→「翻訳設定」に移動します。
翻訳設定を「有効化」します。
※元々、Glovia Order Management(以下、gOM)は米国発祥のパッケージなのでオブジェクトの名称や項目名は全て英語表気になっています。
もちろん、日本語化することで日本語として利用できますので、そのための設定を行う感じです。
- システムポリシーの作成
gOMの設定を司るオブジェクトのレコードを作成します。
このデータがgOMのシステム設定という感じです。
作り方は
「コードメンテナンス」タブ→「システムポリシー」タブ→「システムポリシーを生成」をクリック
という順番です。
これでデフォルト設定のシステムポリシーが出来上がります。
- 取引先関連情報の作成
「取引先関連情報」はgOM側で管理している取引先マスタになります。CRM側の取引先と1:1で対応していて、CRM側の取引先を拡張したオブジェクト・・というイメージです。
なお、CRM側の取引先と1:1であることが前提でプログラムが作られているので、こうなっていない場合、何か処理したときにエラーが発生したりします。
あと、Salesforce標準のの「取引先のマージ」を利用すると、マージしたCRM側の取引先に「取引先関連情報」が複数紐付くようになるので、後で削除する等の処置が必要です。(要注意です)
作り方は
「コードメンテナンス」タブ→「システムポリシー」タブ→「取引先関連情報を生成」をクリック
という順番です。
これで、既に作成しているCRM側の取引先に対して、1件の取引先関連情報が作成されます。
※新たに取引先を作成した場合は、取引先関連情報は自動生成されます。
- 商品関連情報の作成
取引先関連情報と同様に、gOM側で管理している商品マスタに該当します。CRM側の商品と1:1で対応していて、CRM側の商品を拡張したオブジェクト・・というイメージです。
これも1:1であることが前提となっています。
作り方は
「コードメンテナンス」タブ→「システムポリシー」タブ→「商品関連情報を生成」をクリック
という順番です。
これで、既に作成しているCRM側の商品に対して、1件の商品関連情報が作成されます。
※新たに商品を作成した場合は、商品関連情報は自動生成されます。
ちなみに、上記3つの設定は以下の画面で行います。(システムポリシーは既に作成済の画面です)
↓
- gOMで追加しているボタンの追加など
CRM側の商談から販売オーダーを作成するための変換機能が元々備わっています。
「カスタムボタン」という形で提供されているので、商談オブジェクトのページレイアウトを編集して、gOMが追加しているボタンをレイアウトに追加します。
※この他、関連リストも適宜追加すると良いでしょう。
最低限必要な設定はこんなところでしょうか。。。
とりあえずこれで販売オーダーを作る、等の基本機能が利用できるかと思います。
※ちなみに、gOMインストール後にメールで自動送信される設定ガイドに詳しく書かれてます。
実際に利用する上で、こういう設定しておいた方が良いかなー・・というモノは次回に。。
(例えば、消費税の設定とか)